♪ Barca de oro ♪
金の小舟
星からの贈り物
サマラユカ砂丘
Medanos de Samalayuca
メキシコの人達が、ブッシュやサボテンも少しは生えてるけど、他には何もないところを砂漠と言うから、メキシコにはサハラ砂漠みたいなとこはないんだと思ってた。 ところが、あるテレビコマーシャルで見て、ガイドブックなんかを調べると北の国境近くにあることが分かった。
一番高い西方向を望む
朝焼けに映える
(他サイトより借用)
チワワから約3時間、45号線を北上し国境迄50キロあたりに差しかかると、右手に大きな砂丘が見えてくる。 145平方キロに広がってるっていうから、おおよそ、12キロ四方の大きな砂丘だ。 街道からの入り口に標識はないからsamalayucaの部落で聞いて行くと、お馴染みの私有地への出入り口みたいなのが幾つもあって、オレンジに塗ったやつを自分で開けて入って行く。
道は水の流れたあとのような低いとこを走ってるから、砂丘を見ながらって訳に行かないけど、結構しっかり轍があるから迷うことはない。 走ってるところは、多分ときどき砂利をしくんだろうね、固いけど、Uターンなんかしようとして道を外すとちょっとヤバい感じ。
かなりの駐車スペースがあって、週末なんかには飲み物も売ってそうな白い小屋の辺りから先は、砂地走行になるんで、今日は誰も連れがなく、なんかあっても頼れるのは犬だけだから、ここで車を停めて砂山を登ることにした。
砂地は少し湿りっけがあって
(10月末)
、足がぼこぼこ嵌まるって感じじゃぁないけど、急斜面なんかじゃ、雪崩のように砂が崩れるから、できるだけ緩やかなとこを選んで歩く。
見晴しのいい小高いところに登って、誰も居ないのをいいことに♪キーントーギーントノー、クーラー、オイテー♪なんて、年甲斐もないメロディーを口笛で吹いてたら、ふと気になることが出て来た。
それは、どうしてここだけに砂丘があるんだろうって、周りは、豊かとは言えないにしても緑の山ばかりなのに、どうしてここだけなんだろうって。
海岸には砂浜がある、それは大地を水が洗ったからだ、でもここには大地を洗う水がない、、、、ってとこ迄考えたら、若い頃読んだ一冊の本を思い出した。
それは「氷の惑星」
(学習研究社)
とかいうタイトルで、地球が水を作るメカニズムから考えると地球上の水は多すぎる、じゃどうしてそんなに沢山の水があるのか、地球で作れないとなれば、他の天体から来たとしか考えられない。 ってとっから始まって、中国やインドをはじめ世界のあちこちにノアの洪水みたいな伝説があるのは水が他の天体から来た時の話じゃないかって言うんだ。 現に、宇宙には氷で閉ざされた惑星の有ることは知られていて、そんなのの一つが地球に大接近して、一部の氷が地球の引力で剥がされて落ちたって説なんだ。 地上に叩き付けた巨大な水の固まりは、大波が大地を叩き砂浜を造るのと同じ原理で大地を砂地に変えてしまう。
はじめそれは仮説で、「天体M」って呼んでたんだけど、それが実在したことが証明されたんだってさ。 それは4千五百年ほど前のことで、サハラ砂漠なんかはその時出来たんだっていうんだね。
その話を読んだ時は、いたく感心はしたものの実感は全く湧かなかったけど、今、こうしてこの砂丘を見てると、そうか、氷塊は大きなのが一個ポコンと有っただけじゃなくって、大小無数の固まりだったに違いないし、大気圏に入って水になれば、なおさら拡散されたはずだから、そのうちのほんの一部がここに落ちればそこだけに砂丘が出来てもおかしくないなって、まるで自分が地球物理学者になったように、ウンそうだそうに違いないって決めてしまった。
土地勘
州都
から、どっちへ
Km
基地
から、どっちへ
Km
地図
Chihuahua
北
370
Ciudad de Juarez
南
50